肌悩み1：ニキビ

ニキビによって炎症が起きている場合は、鎮静作用を期待できるグリチルリチン酸ジカリウムが適しています。また、ニキビは皮脂が過剰に分泌することでも発生しやすくなるため、皮脂の分泌を防ぐビタミンC誘導体を含んだオールインワン美容液を選ぶのも1つの方法です。ビタミンC誘導体にはニキビができた跡の色素沈着を防ぐ働きもあるといわれています。

肌悩み2：乾燥

肌の乾燥を感じている場合は、潤いを与えるセラミドやヒアルロン酸を使用したオールインワン美容液が重宝します。もともと肌に存在するコラーゲンを配合したタイプも乾燥肌に最適です。

肌悩み3：エイジングケア

年齢を重ねた肌は、シワができたり、弾力が落ちたりいろいろな悩みを抱えることが多いです。エイジングケアには、シワやシミを防ぐといわれているナイアシンアミドを含んだオールインワン美容液を選ぶ方法があります。また、エラスチンやコラーゲンも、肌の弾力不足を抑えるのに役立つ成分です。

なお、エイジングケアにはレチノールという成分を取り入れることもありますが、刺激を感じることがあるため少量ずつ試して肌の様子を見るようにしてください。

肌悩み4：シミやそばかす

シミやそばかすを防ぐには、ビタミンC誘導体やトラネキサム酸といった有効成分が良いとされています。また、コラーゲンの生成を促し、シミを防ぐといわれるビタミンPPも注目の成分です。

エタノールを始めとしたアルコール

アルコールは、スースーとした爽やかな使用感や抗菌を目的として使用されることのある成分です。また、スキンケアの肌なじみを良くする作用もあるといわれています。しかし、肌が敏感なときに使用すると刺激になる可能性もあるため注意が必要です。

鉱物油

精製度が低く、不純物を含んだ鉱物油は敏感肌に影響を与えやすいと考えられています。精製度の高いワセリンなどの鉱物油であれば問題ない場合も多いため、精製度を確認することが大切です。

香料

スキンケア用品に香りをつけるために使用するものです。数種類の成分を組み合わせていることが多く、どのような成分が入っているのか明確にわからない場合もあります。香料に含まれる一部の成分が肌に刺激を与える可能性が考えられるため、気をつけてください。

石油系界面活性剤

水分と油分を混ぜ合わせるために使用される成分です。様々な種類があり、中には刺激を強く感じるものもあるため、成分表示をチェックする必要があります。例えば、ラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Na、オレフィンスルホン酸Naなどは敏感肌に刺激を与えると考えられているため要注意です。

アレルギーテスト済みや敏感肌用の表示もチェック

肌が敏感になっているときは、「アレルギーテスト済み」や「敏感肌用」といった表示を元にスキンケア用品を選ぶ方法もあります。ただし、絶対に刺激を与えないというわけではないため、気になる方は事前にパッチテストをすると安心です。