72時間が経過する前にケアを行う

日焼けをしてから72時間が経過すると、日に焼けた状態が肌に定着するといわれています。そのため、なるべく早い対策が欠かせません。その日のうちにケアを行うのはもちろん、72時間が経過するまでは入念なお手入れで肌をいたわってください。

肌を冷やして落ち着かせる

日焼けをすると、赤くなったり、ヒリヒリしたりすることがあります。これは、肌が炎症を起こし、火傷のような状態になっているサインです。まずは、肌を冷やして炎症を鎮めます。主な方法は、以下のとおりです。

保冷剤を直接当てると肌に刺激を与えることになるので、タオルに包んでから使うのがポイントです。柔らかく肌に優しいタオルに包んだ保冷剤で、肌の炎症を抑えます。

保湿を行う

日焼けをした後の肌は乾燥が進み、水分が足りていない状態になります。炎症を抑えた後は、化粧水や美容液などでケアを行うことが重要です。

保湿を行うときに、肌を叩いたり、擦ったりするのは避けてください。炎症を起こしている肌は刺激を受けやすく、誤ったスキンケアは逆効果になります。手のひらで優しく肌を包み込み、丁寧になじませるようにします。

お風呂は避けてシャワーを使う

日焼けの炎症が落ち着いていないうちは、お風呂で身体を温めるのは避けて、シャワーを使った方が無難です。また、シャワーを使う時も温度を下げて肌への影響を最小限に抑える必要があります。

火照りを抑えるミスト

炎症を起こし、火照った肌にはミストが役立ちます。日焼けした部分全体に満遍なくミストを振りかけることで、効率的に火照りを抑えることが可能です。ヒリヒリとした炎症がひどい部分には、ミストを含ませたコットンやティッシュを乗せてください。さらに、上からミストを振りかけて炎症を抑えます。

低刺激かつ高保湿の化粧水＆ジェル

炎症を抑えた後は、高保湿の化粧水やジェルを使ったケアによって肌の潤いを取り戻します。この時に気をつけておきたいのが、低刺激のものを使うことです。刺激成分を含んだスキンケア用品だと、炎症を悪化させる危険性があります。敏感肌でも使えるか確認した後、少量ずつ肌になじませ、過度な刺激を感じないかをチェックすることが大切です。

美白スキンケア用品

ヒリヒリとした感覚がなくなり、赤みも引いてきたら、次のステップに移ります。紫外線によってダメージを受けた肌はメラニンの生成が促進され、将来的にシミやそばかすの原因になるかもしれません。美白スキンケア用品を使って、対策しておきます。

ビタミンCやトラネキサム酸といった美白に有効とされる成分を含んだ美容液を使い、ケアを行うのがポイントです。美白アイテムは効果が出るまで時間がかかるといわれているため、1ヵ月以上は続けるようにしてください。

ビタミン類を含んだサプリ

美白スキンケアと併せて取り入れておきたいのが、ビタミンサプリです。ビタミンCやビタミンEなどのサプリを飲み、身体の内側からもケアをすると日焼けによる影響を抑えやすくなります。