古い角質や皮脂が詰まっている

本来、古い角質や皮脂は肌の代謝によって排出されます。しかし、皮脂が過剰に分泌されたり、スキンケアを怠ったりして肌の代謝がうまくいかなくなると、残った角質や皮脂が毛穴に詰まりやすくなってしまうのです。

毛穴に詰まった角質と皮脂に汚れが付着するほか、酸化が起きることによって黒く変色したのが黒ずみの正体です。毛穴に詰まった角質や皮脂を放置しているとさらに溜まっていき、黒ずみが取れにくい状態になるため、日々のお手入れが欠かせません。

毛穴の炎症で色素沈着が起きている

毛穴に炎症が起きるとメラニンが溜まって色素沈着が発生し、黒ずみになることもあります。炎症の原因は、余計な皮脂の分泌や肌荒れなど、様々です。

また、黒ずみを無理に引き剥がすパックも炎症の原因になり得ます。肌は非常にデリケートなので、無理なケアは黒ずみを悪化させるリスクがあるのです。

ニキビの初期段階

ニキビの初期段階では、皮脂が毛穴から出られない状態になり、白ニキビができます。次に、蓄積された皮脂が毛穴を押し広げるによって毛穴が開かれていきます。このときに肌の内側からメラニンが排出され、黒くなるのも黒ずみの原因の1つです。

開いた毛穴に影が落ちている

古い角質・皮脂の詰まりやニキビができていなくても、頬の周りに黒ずみのようなものが見える場合は、乾燥で開いた毛穴に影が落ちていると考えられます。毛穴に光が当たることで影が目立ち、本当は黒ずみではないのに黒ずんでいるかのように見えてしまうこともあるため、肌の様子をよく確認してみてください。

温めたタオルで毛穴を開かせる

毛穴が閉じた状態だと、クレンジングや洗顔料を使っても汚れが落ちにくくなります。最初にホットタオルを顔にあて、毛穴を開かせます。お風呂に入っている場合は、シャワーや湯船でタオルを温め、しっかり水気を絞ってください。

電子レンジを使う場合は、濡らして水気を絞ったタオルを入れ、500Wで30秒ほど温めます。タオルを使用する前は、熱すぎないか事前の確認が必要です。

クレンジングは優しく行う

オイルやクリーム系のクレンジングは皮脂との相性が良く、黒ずみを取りやすいといわれています。クレンジングを手に取ったら、肌を擦るのではなく、なじませるようにするのがポイントです。長時間のクレンジングは肌にストレスを与えるため、1分を目安に終わらせるようにしてください。

洗顔料はきちんと泡立てる

洗顔料は、ふわふわになるまで泡立てます。泡立てが足りないと、洗顔時に指が肌にあたり、摩擦が起きる原因になります。手のひらを返しても落ちないくらいの弾力を持った泡にするのがベストです。

擦らないように洗い、ぬるま湯で流す

黒ずみが気になるところを中心に洗顔料をつけ、優しく広げていきます。クレンジングと同様、擦らずに洗顔料を肌になじませる感覚で洗うのが基本です。全体に洗顔料が行き渡ったら、泡が残らないようぬるま湯でしっかり流します。

保湿を行う

洗顔後は、保湿スキンケアでキメを整え、毛穴目立ちを防ぎます。ビタミンC誘導体を含んだ美白美容液や化粧水、乳液などを使った丁寧なケアが大切です。