黄色いくすみとは

黄色いくすみとは、肌の表面に黄色っぽく濁ったような色が現れることを指します。黄色いくすみができることで全体的な透明感が失われ、実年齢よりも老けて見えてしまう可能性があるため、注意が必要です。黄色いくすみの原因となるのが、糖化現象といわれています。

糖化とは

日々の食事で多量の糖質を摂取した場合、消費しきれずに余った糖質がタンパク質とつながり、老化の原因となる物質が発生します。この物質が発生する作用が、糖化です。糖化が起きた結果として発生した物質は黒みがかった茶系の色味を持ち、体内に溜まり続けると肌の表面に黄色いくすみとして現れます。

糖化は肌の弾力にも影響を与える

くすみが現れるだけでなく、肌の弾力にも影響を与えるのが気を付けておきたいポイントです。表皮の細胞やコラーゲンなどが糖化することによって肌の弾力が失われたり、シワが増えたりといった可能性があります。美白を維持するためだけでなく、弾力を保つためにも糖化を避けることが大切です。

糖化が起きる原因

糖化は、余った糖質がタンパク質とつながることによって起きます。つまり、日頃からご飯・パンなどの主食やスイーツなどを数多く食べていると、体内に糖質が余り、糖化が起きやすくなるため要注意です。また、急激な血糖値の上昇や、日常的に血糖値が高い状態が続くことも糖化の原因になり得ます。

血糖値が上がりにくい主食を取り入れる

急激な血糖値の上昇は、糖化につながりやすくなります。そのため、玄米や雑穀、全粒粉を使ったパンなど、血糖値の上昇が緩やかになるといわれている主食を取り入れるのも1つの方法です。

ただし、血糖値が上がりにくい主食も、食べ過ぎては意味がありません。よく噛み、ゆっくり食べることで少量でも満足感を得られるように意識することも重要です。

食事の順番を工夫する

食事をするときは、最初に野菜やタンパク質から食べ始めると、血糖値の上昇が緩やかになると考えられています。主食系は最後に食べ、血糖値の急激な上昇を抑えるように心がけるのがおすすめです。

運動を取り入れる

摂取した糖質をエネルギーに変えるためには、運動が役立ちます。ウォーキングや筋トレなど、できる範囲で運動を行うことで、糖化を抑えられる可能性があるでしょう。ただし、いきなり激しい運動をするのは大変なので、続けられる範囲で少しずつ運動量を増やしていくことが大切です。

紫外線対策をする

太陽から発せられる紫外線を浴び続けると、糖化が進む可能性があります。そのため、外出する際には紫外線対策も欠かせません。日焼け止めを使う他、日傘や帽子、サングラスなどの対策も役立ちます。

スキンケアにこだわる

肌のくすみが気になったら、美白美容液などでスキンケアを行う方法もあります。化粧水の後、美白美容液を手のひらに取り、顔になじませていきます。気になる部分には、さらに美容液を重ねてみてください。