メーカーが想定した効果を得やすい

同じメーカー・シリーズで展開されているスキンケア化粧品は、併せて使用することを想定したうえで製造されているのが特徴です。1つのスキンケア化粧品に有効成分を詰め込みすぎると刺激が強くなりすぎるため、それぞれのアイテムに少しずつ配合し、バランスを取っています。単品では有効成分が少ししか含まれていなくても、ライン使いで足していくことでトータルの使用量を増やし、メーカーが想定した効果を得やすいのがメリットです。

肌の悩みに合わせて選びやすい

各メーカーが展開しているスキンケア化粧品は、肌悩みに合わせたシリーズが設けられています。乾燥対策など、販売されているシリーズの種類は様々です。ライン使いをすれば、それぞれの肌悩みにぴったりなシリーズのスキンケア化粧品をまとめて選べるようになります。

合わないスキンケア化粧品の組み合わせを避けられる

異なるメーカー・シリーズのスキンケア化粧品を使用する際に注意しておきたいのが、それぞれの相性です。例えば、弱酸性の化粧水で肌を整えた後にアルカリ性の乳液を使用すると、成分が中和されて本来の効果を得られなくなるといわれています。

ライン使いのスキンケア化粧品は、組み合わせて使用することが想定されているため、相性の悪さを心配する必要はありません。相性を考えて各スキンケア化粧品を選ぶのが面倒な場合にも役立ちます。

費用がかかりやすい

ブランドのスキンケア化粧品は1つ1つが高価な場合が多く、ライン使いすることで月々のスキンケア費用が想像以上に高くなる可能性があります。日常的に行うスキンケアに費用がかかると、他の生活費が苦しくなってしまうかもしれません。

他のスキンケア化粧品を試す機会が少なくなる

化粧水や乳液、クリームはそれぞれ適量が異なる場合が多く、使い終わるタイミングは様々です。化粧水を先に使い終わったとしても、乳液やクリームは残っているので再び同じラインの化粧水を買った、というパターンは少なくありません。

そのため、ライン使いのルーティーンから抜けられず、他メーカー・シリーズのスキンケア化粧品を試す機会を逃してしまいます。他にも気になるスキンケア化粧品がある場合は、ライン使いが足かせになる可能性も考慮に入れることが重要です。

肌に合わないリスクがある

ライン使いで化粧水や乳液、クリームなどを揃えた後、実際に使用したら肌に合わず全て無駄になった、というリスクも考えられます。スキンケア化粧品と肌の相性は人によって異なるため、ライン使いをする時は慎重になる必要があります。

デメリットをカバーする方法

ライン使いをする時は、デメリットをカバーする方法を取り入れておくと安心です。例えば、いきなりライン使いから始めるのではなく、単品から始めて相性を見る方法があります。また、金額や肌に合うか気になる時は、お試し用を使うのも事前に取り入れておきたい方法です。肌との相性を確認し、金額に見合った効果を実感できれば、ライン使いをしても後悔することはなくなるでしょう。