肌の潤いを保つ3つの要素

健康なお肌では、表面にあるわずか0.02mmの角質層が水分をたっぷりと蓄えて、乾燥や外的刺激からお肌を守るバリア機能を果たしています。

この角質層は、以下の3つの保湿要素で構成されています。

• 皮脂
• 天然保湿因子（NMF）
• 細胞間脂質

この3つの保湿要素がそれぞれの役割を果たすことで、肌の潤いは保たれています。その中でも保湿の重要なカギとなるのが、細胞間脂質です。細胞間脂質は角層細胞の間を満たしている脂質のことで、主にセラミドや脂肪酸、コレステロールで構成されています。細胞同士や水分を繋ぎとめる役割を果たすと共に、外部刺激の侵入や水分の蒸発を防ぐ役割も担っています。
お肌は本来、こうした保湿要素を自ら作り出し角質層に蓄える力がありますが、加齢によってその力は減少していきます。また、肌が乾燥すると水分と油分のバランスが崩れてバリア機能が低下し、様々な肌トラブルを引き起こしやすくなります。

まずは保湿を徹底することが大切

十分な潤いを維持しているお肌は、ハリや弾力があります。ターンオーバーも正常に行われることから、肌トラブルが起きにくく美しい肌を保つことができるのです。

しかし、肌が乾燥して潤いが失われてしまうと、肌本来のバリア機能が低下し、シワやニキビなどの肌トラブルを引き起こしやすくなります。また、バリア機能が低下した肌は紫外線の影響を受けやすく、シミやそばかすの原因にもなります。

美白を目指す方も、まずは肌本来のバリア機能を十分に発揮させるため、日々のスキンケアでしっかりと保湿を行い、潤いを補うことをおすすめします。